メルシーポット S-503 超重宝中の電動鼻水吸引器をレビュー

我が家は夫婦そろって鼻炎持ちなのですが、どうやらしっかりと子供にも遺伝しているようで、シーズン問わずメルシーポットを手放すことができなくなっています。

鼻が詰まると食べも悪くなりますし、乳幼児期は自分で鼻水を外に出すことが上手にできませんから、何より本人が一番辛く不快でしょう。そりゃあ機嫌が悪くもなりますわ。

メルシーポット購入以前は、ちょくちょく小児科へ赴いて鼻吸引してもらっていたのですが、そうも毎日病院に行ってはいられないので家庭用の吸引器を購入しました。

箇条書きレビュー

・そこそこパワフルな吸引力。
・そこそこ掃除は簡単。
・まあまあ高い(12,000円ほど)
・子供はだいぶ嫌がる。

ざっと箇条書きにすると以上ですが、続けます。

目次

メルシーポットについて

メルシーポットは家庭用の電動鼻水吸引器です。

「家庭用の電動鼻水吸引器」と聞くと大げさな印象を受けますが、使い方も易しいものとなっているのでご安心ください。なお、列記とした"医療機器"とのことでパッケージの右上にも小児科医監修というお墨付きがあり、製品品質は非常に高いです。

製造しているのはベビー向け医療機器やヘルスケア製品を手掛ける「シースター株式会社」という会社です。

私は「メルシーポット」を通して初めて知りましたが、他にも電動歯ブラシや体温計などを作られているようです。ちなみに「S-503」はメルシーポット第3世代の製品です。

  • 第1世代:2011年~
  • 第2世代:2014年~
  • 第3世代:2017年~現在(2021年2月12日時点)

私は必要になって初めてこの商品を知りましたが、子育て家庭界隈では大変有名なようなのでご存じの方も多いかもしれません。楽天などのECサイトでも数千の購入レビューが書かれている程でした。

レビューと感想

子どもは嫌がらない・・・?

残念ですがかなり嫌がるかもしれません。

勿論お子さんそれぞれだとは思いますが、我が子はこれでもかというくらい嫌がります。

我が子は既に数十回の鼻吸い経験を持つ"メルシーポッター"ですが、未だに全く慣れません。準備をしようとすると"子ども特有の危険察知力"で毎度気づかれ、泣く泣く吸わせてもらっています。

商品モデルの赤ちゃんは動じることなく余裕の笑みを放っていますがこれもまた一例です。余裕な子もいれば究極に嫌がる子もいるのがきっと現実です。

機器本体の他に必要なものは無いの?

メルシーポットを使うには都度コップ1杯の水が必要です。電動器具なのでアダプターを接続するコンセント口も必要ですが、ほかに必要なものはないのでランニングコストはかなり軽微です。

コップ1杯の水を用意するにあたっては、普段使いの飲み物用コップを使うのに若干抵抗があったので、色々考えた結果としてゼリーの空き容器等を用いています。

なお、製品は大きく分けて3つのパーツで構成されており、上の画像で左から「吸引タンク」「吸引ホース」「吸引器本体」となります。

使用後は吸引タンクと吸引ホースを「食器用洗剤」を用いて洗い流し「キッチンハイター」で消毒・除菌していますが、掃除に必要な日用品は多くの家庭で用意のあるものだと思いますので、鼻吸引器の為に追加で買わなければならないモノは基本的には無いと思います。

使い方は?

上記は本体パーツ3点を接続した状態で、残りはアダプタ接続のみです。(タンクは空です。)

アダプタをメルシーポット本体とコンセント口に差し込んだら準備完了です。スイッチを入れることですぐに吸気が始まりますので、スイッチを入れてから「吸引ホース」の先端を鼻の穴に当ててあげる形で吸引を行います。

事前に用意した「コップ1杯の水」は、吸引物がホース内でつまるのを防ぐために使用します。具体的には、鼻への吸引の都度、用意したコップの水を吸引ホースで吸うことで吸引物と共にタンクに流し出します。

気になる吸引力は?

公式サイトでは"パワフルな吸引力"を謳っており、実際に手のひらへ吸引ノズルを当てて吸ってみると「おぉー、吸われてるー!」と思う程度には吸引力があります。

感覚的には病院で吸い出してもらうのと大差ない印象です。

吸い出し終えた後に「吸引タンク」を見てみると、どの程度吸い出されたのかが確認できますが、毎度それなりに吸引物を確認できるので吸引力はしっかりしていると思います。吸い出し終えてから「ありがとう」と子供に言われたことはありませんが、本人もスッキリするようです。

私(30歳)も使ってみたので記事にしてみました。併せて参考にして頂ければと思います。

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掃除・メンテナンス負荷は?

空気を吸引する本体(機械部)は汚れないようになっており、その他パーツは全て水洗い(丸洗い)できるようになっています。

使用後は吸引タンクと吸引ホースを「食器用洗剤」を用いて洗い流し「キッチンハイター」に付け置き、消毒・除菌しています。「ホースの中もちゃんと綺麗に洗わなければ。」と、気にしなければならないことはあるものの、作業そのものが苦になるレベルではないと感じます。

上手に吸引を使うためのコツ

2人で行うべし

吸引を嫌がらずに終始じっとしていてくれるお子さんは1人でも十分可能かと思いますが、我が子の様に嫌がり暴れるタイプのお子さんは2人がかりでスピーディーに行うべしです。

本機使用に際しては子供を座らせるか寝かせるかのいずれかの状態を取る必要があります。(よく行く病院では座り姿勢です。)

全力のイヤイヤで身体全体を使って嫌がられると作業時間だけが長引き、何もかも上手くいかないので「吸い込む人」と「子供を支える人」の役割分担で進めることをオススメします。

我が家では最初は大苦戦しましたが、経験を重ねるうちに準備から吸い出し完了まで大体3~5分程で済むようになってきました。夫婦の阿吽の呼吸が試されるといっても過言ではありません。笑

鼻の横を軽く引っ張るべし

子供の鼻の穴は小さいこともあり、なかなか上手に吸い出せないことがあります。そんな時は鼻横を軽く頬の方向に引っ張るようにし、吸引ノズルを鼻に入れやすくした状態を作ると上手に吸い出せます。勢い良く吸い出される瞬間は吸われる側は不快なのか暴れやすいポイントなので要注意です。

その他、気になる事など

使い方も簡単ですし、何より短時間で十分に吸い出せますのでよくお鼻が垂れる事が気になっているようでしたら検討してみる価値があります。掃除も大した手間ではないので良いところしかない様に思えますが、最大の難点は価格ですね。

企業努力によりお求めやすい価格の医療機器なのかもしれません。が、12,000円はやや勇気がいります。(子育ては他にも色々とお金がかかりますからね・・・。)

メルシーポット S-503以外の電動鼻水吸引器

電動鼻吸引器は「シースター株式会社」以外にも販売している企業があります。ネットショッピングでのレビューが多く比較的高評価の多い製品を調べましたので参考までにどうぞ。

ベビースマイル 電動鼻水吸引器 S-303

「メルシーポット」と同じ企業の商品です。吸引力は「メルシーポット」を100点とすると「ベビースマイル」は70点ほどの様です。

こちらの商品はハンディタイプですので吸引力が下がる反面、持ち運びできるメリットがありますね。何より価格は4000円程でメルシーポットの1/3ですから、価格面での敷居が低いのは素敵なポイントだと思います。

ピジョン 電動鼻吸い器

言わずと知れたベビー用品のピジョン(pigeon)の同製品です。吸引力は「メルシーポット S-503」と同等です。専用の持ち運びケースがついてくるようですので旅先へ一緒に連れていくのにも便利かもしれません。2018年のキッズデザイン賞・グッドデザイン賞をW受賞しているそうで、デザインもしっかり考えられている点はさすが老舗企業です。

なんといっても私が気になった最大の特徴は「ホースを洗う必要がない」という点です。吸出し物は「鼻水キャッチャー」という部品にたまり、ホースの中は空気しか通らないそうです。メンテナンス面でもとても優れていますね。値段は「メルシーポット」と同程度なので据え置きタイプのライバル製品にあたりそうです。

あまり数を並べると迷ってしまうと思いますのでこの辺りで。本記事を最後までご覧頂きありがとうございました。