パパも知っておきたい「陣痛タクシー」

2020年7月25日 2020年7月25日

陣痛タクシーとは、いざ陣痛が始まり産院へ向かいたい時に、家まで駆けつけてくれ、産院へまで移送してくれるタクシーのことです。お産では救急車を手配することができないため、タクシー会社が「陣痛タクシー」というサービスを用意しているのです。

タクシードライバーという男性が多い職業ですが、陣痛タクシーサービスを提供する会社の多くでは、妊婦さんを送迎するにあたって社内/外の講習を行っているところも多く、安心して利用できる仕組み作りが行われているのも特徴です。

タクシー会社各社により呼び名が異なる場合があり、マタニティタクシー、出産タクシー、ママサポートタクシーと呼ばれていることがあります。

事前の用意、準備するものは？

多くのタクシー会社では「事前登録制」を設けています。基本的な登録内容としては出産予定日、お迎え先、利用先の病院、緊急連絡先などが挙げられます。

また、当日に向けての準備として車内での破水等に備えバスタオルやレジャーシートの用意をお願いしていることが多いです。予定日が近くなったらすぐに運び出せる場所に一式用意しておいた方が無難です。

料金は？

迎車料金＋タクシー移動料金が一般的です。( ＋夜間であれば割増しとなる。)
普段タクシーを利用するのと基本的には変わりないですね。

また、タクシー会社により詳細なサービス内容は異なりますが、移送中の車内における破水などの「ハプニングに対する追加料金」は頂きませんと明記している会社もあり、妊婦さん目線での気遣いがなされていることもポイントです。

どのタクシー会社でもいいの？

「陣痛タクシー」自体のサービスは義務化されてものではないため、利用するためにはサービスを提供しているタクシー会社を選ぶ必要があります。ただし最近は陣痛タクシーのほか、新しい試みやサービスを取り込んでいる会社も多くなってきているので、必死に探さないと見つからないというわけではないようです。

ただし、タクシー会社毎に配車可能エリアが決まっていますので、お探しの際はご注意下さい。事前登録制であれば、当日までにお迎え先が確認されるため「当日すぐに迎えに来てもらえるの？」と、改めて気にする必要はありません。

陣痛以外での利用は？

タクシー会社各社により異なるため一概には言えませんが、定期通院、産後の送迎等においても利用可能としているところもあります。その場合は「陣痛タクシー」と称せず「出産タクシー」「ママサポートタクシー」のようなサービス名であることが多いです。各社特色のあるサービスを打ち出していますので、同地域内でも複数のタクシー会社のサービス内容を比較してみると良いでしょう。

電話で直接問い合わせずともホームページに明記されていることも多いですので、ぜひ「県名(地域名) 陣痛タクシー」で検索してみてください。

陣痛タクシーが利用可能なタクシー会社(埼玉/東京/神奈川)

いずれも事前登録の有無やサービス内容、配車可能エリア(迎え先、送り先)については会社により細かく定義されているため、詳細は各社ホームページをご確認頂き、ご検討ください。

埼玉

日本交通埼玉株式会社

・電話番号： 048-664-2151
・配車可能エリア：さいたま市大宮区、北区、見沼区の一部、中央区の一部

つばめタクシー

・電話番号： 048-887-1190
・配車可能エリア：さいたま市浦和区、南区、緑区の一部、桜区の一部、中央区の一部、川口市の一部、戸田市の一部

ハッピータクシー

・電話番号： 048-252-5830
・配車可能エリア：川口市・戸田市・蕨市

・電話番号(1)：048-650-5477
・電話番号(2)：048-761-2131
・電話番号(3)：048-966-5011
・電話番号(4)：048-461-0059
・配車可能エリア：さいたま市周辺エリア(1)、毛呂山町周辺エリア(1)、春日部市周辺エリア(2) 、越谷市周辺エリア(3) 、朝霞市周辺エリア(4)
※カッコ内の数字は電話番号に対応。
※カバー範囲は広いですが、一部送迎に時間のかかるエリアありとのことなので注意。