CONCAT関数を用いてセル値を結合する際に改行コードを付与する方法、改行コードを除去する方法を解説します。
改行付与を行う方法
改行付与を行う場合は、改行を挿入したい位置に「CHAR(10)」というCHAR関数を挿し込みます。CHAR関数とは、文字コードを示す数値を引数に指定することでASCII(JIS)に対応する文字へ変換を行うことが出来る関数になります。
CHAR関数内の"10"は改行コード[LF]を指しており、通常Excelセル内で改行[Alt+Enter]した場合に挿入される改行コードと同様になります。
CHAR関数を挿入した結果も見た目上は改行コードが見えませんが、該当セルをコピーしてテキストエディタに貼り付けると、改行コードが挿入されている事が確認できます。
改行除去を行う方法
改行除去を行う場合は、CLEAN関数を用います。CLEAN関数はtab記号やセル内の改行など「制御文字」とされる印刷時に目に見えない文字を削除します。
先にCLEAN関数を掛けた後にCONCAT関数で囲ってあげる数式でも同様の結果を得ることが出来ます。
改行付与同様に、該当セルをコピーしテキストエディタ等に貼り付けると改行コードが削除されている事が確認できます。